実際にissue templateを導入して感じた問題点から、小規模チーム開発におけるissue templateの運用方法について
小規模のチームでは、issue を立てる人と対応する人が同じであることも多いため、何らかの強制力がなければチームメンバーは記入をサボるようになるでしょう。
そして記入をサボる癖を放置すると、結果として何も記入しないという事態を招きかねません。
自分とチームメンバーそして将来のチームメンバーのために、issue や PR などには出来る限りの情報を残すべきです。
メリットとして以下のようなものがあります。
Github で複数の issue template を配置すると選択画面が挟まるようになってしまいます。一般に、選択というのは億劫なものです。結果としてチームメンバーは issue template を使わずに issue を立てるようになってしまうでしょう。
## Why
## Context (Optional)
issue を立てる人と開発する人が基本的に一致しないようなプロジェクトでは、issue template の項目はある程度多い方がいいですし、ジャンルに応じた issue template があると便利です。
普段開発に関わっていない人が、そのプロジェクトの詳しい仕組みを理解し、問題は正確に理解するための情報をまとめて issue に記載することは困難です。また足りない情報を埋めるために、追加で質問をしていくのは双方にとって不幸でしょう。 そこで必要な情報を前もって埋めてもらえるように issue template を用意しておきましょう。
プロジェクトによっては、issue を label で管理したかったり、monorepo なため問題のある箇所によって必要な情報が異なります。全てのケースを対応するために issue template の項目を増やすのは大変なので、状況に合わせた issue template を複数配置しておきましょう。