社内向けに、フロントエンド関連のニュースや業務で発生したQ&A、利用しているライブラリなどの情報を定期的に書いています。
社内の開発部メンバーに向けて直近でリリースされたライブラリなどの情報をMatsuri-tech Frontend Weeklyとしてまとめています。内容は実務や趣味で使えそうなものを中心に扱っており、網羅的ではなく偏りがあります。
2023年12月11日にSafari 17.2がリリースされました。
Safari 17.2では多くの機能追加と、Interop 2023による多くの修正や機能改善が含まれいています。Interopは、Google、Microsoft、Mozilla、Appleなどによって全てのブラウザで全く同じようにWebの機能を動作させるためのプロジェクトです。
Chrome 120に続いて、details要素のname属性がサポートされました。同じname属性で複数のdetails要素を紐づけることで、どれか一つだけを開けるUIを実装できます。
<details name="cookies">
<summary>Chocolate chip</summary>
Yum yum chocolate chip.
</details>
<details name="cookies">
<summary>Snickerdoodle</summary>
Yum yum snickerdoodle.
</details>
<details name="cookies">
<summary>Maicenitas</summary>
Yum yum maicenitas.
</details>
<details name="cookies">
<summary>Sugar cookies</summary>
Yum yum sugar cookies.
</details>
SMSなどで受信したワンタイムコードをサジェストしてくれるautocomplete属性のone-time-codeがサポートされました。
<label for="onetimecode">Enter code:</label>
<input name="onetimecode" id="onetimecode" type="text" autocomplete="one-time-code" />
Chrome 120に続いて、&
や is()
を使用しなくてもCSSをネストした状態で記述できるようになりました。
article {
h1 {
font-size: 1.8rem;
}
p {
font-size: 1.2rem;
}
}
Custom Highlight APIがサポートされました。Custom Highlight APIを利用すると、ドキュメント上にある任意の文字列にスタイルを適用することが出来ます。ほとんどの環境で利用できるようになりました。
Chromeに続いて、Import属性がサポートされました。これは、モジュールの import 文に型情報を追加する方法を提供します。
import json from "./foobar.json" with { type: "json" };
import("foobar.json", { with: { type: "json" } });
ウェブサイトをPWAなどでウェブアプリとして追加した場合に、クッキーがコピーされるようになりました。これにより追加後に再度ログインをする必要がなくなりました。
2023年12月14日にDeno 1.39がリリースされました。
次のような変更がありました。
deno coverage --html
std/expect
が追加std/cli
の追加2023年12月14日にSvelteKit 2がリリースされました。