睡眠の苦手なすべての人へ向けた話
これはある日の私と妹の会話である。
妹「いつもなんでそんな遅くまで起きてるの?」
私「寝付けないんだよねー。でも睡眠時間はちゃんと取れてるから大丈夫!」
妹「いやそれ不眠だよ。」
なるほど、長時間(9時間以上 )眠れるので眠りのプロだと自覚していたが、第三者から見ると私は睡眠が苦手らしい。
そこで気になって読んだ本が、紹介する「スタンフォード式最高の睡眠」である。(大ヒット本らしい!)
今回は私がこの本から学んだ快適に眠り覚醒する方法の中で、開発部の方も実践しやすいものを紹介したい。日中のパフォーマンスが上がる手助けになれば幸いである。
※ここでの説明や方法には多大な解釈が含まれるのと、便宜上かなり内容を省略したので、詳細が知りたい人や疑問を持った人は本を読んでね!
認知行動療法という分野では、正しい知識を得た上で行動付をすると効果が高まるとされているので、少し睡眠の話をしたいと思う。
睡眠とは何か。
起きているときは「活動状態」であり、寝ているときは「生産状態・整備状態」だと、本書を読んで私は考えた。
そうではなく、寝ているときは「休止状態」である人も多いと思う。だから、休むのを減らせば活動する時間が確保できると考えがちだ。
しかし睡眠中は、体における重要な物質の生産や、環境の整備が行われている。
本書によれば例えば下記である。
睡眠をうまくとれない場合上記の時間が取れないので、それは「負債」として体に溜まっていく。
その影響は大きく、肥満や高血圧、糖尿病のリスクが高まり、結果として寿命は短くなる。免疫力も落ちるので、現在大流行しているアレにもかかりやすくなってしまう。
睡眠で最も大事な時間は「最初の90分」。
とにかくこの90分を最高の状態にするように心がけるのが良いとのことである。
その理由は、睡眠中に行われる重要な働きのうち、多くがこの最初の90分に行われるからである。
成長ホルモンの分泌(最初の90分で70~80%を占めている)
皮膚の保水量の向上
生殖や母性行動に関与するプロラクチンの分泌
自律神経を整わせる
「眠気」の解放
上記を踏まえながら、より良い睡眠と覚醒の為に出来る具体的な方法を紹介したい。
よく噛んで3食食べる
とのことから、よく噛んで3食食べることは、体内時計のリズムを整えること、覚醒すること、眠気を阻害するものを排除できると言える。
体の末端を温める、マッサージする
とのことから、体の末端を温めその差を狭めれば、眠気がやってくると考えられる。
室温、湿度を快適な状態にする
どんなにいい寝具を持っていても、室温と湿度を整えないと寝るときの温度が望ましい状態にならず、寝具の良さを引き出せない。
つまらないアニメを観る
とのことから、つまらないアニメ、つまらないYoutubeを見ることは、入眠するのに良い方法であると言える。
普段だったら絶対に見ないこれらの動画は、睡眠にとっては大変有意義な存在である。
眠れない場合は、少量の強いお酒を飲む
目的は眠ることなので、酔いやすい人はそれより少なくてもいいと思う。
アラームを2つの時間にセットする
空が白む前に寝る
とのことから、夜が明ける前に寝るというのは、良い睡眠にはとても重要なことだと言える。
日の出時間を確認し空が白み朝になっていく前に眠ろう。夏になるとは4時ごろはもう空が白んでくるので注いが必要だ。
就寝の90分前にお風呂に入る
深部体温は、上がった分だけ大きく下がろうとする性質がある。
40℃のお湯に15分浸かると約0.5℃上がり、元に戻るのが90分後。その後もっと下がっていくので、入眠しやすくなる。
鼻で吸って鼻で吐く腹式呼吸を寝る前に5回やる
5回は根拠のない数字だが、無理なく出来る回数として設定した。
朝の光を浴びる
毎日の就寝時間と起床時間を固定する
定期的な運動をする
寝る前にtwitterを見るのをやめる
これは「ブルーライトがいけない」という話ではない。
問題は「考え脳を働かせること」なので、twitterを閉じ何も考えない状態を作ろう。
どうしてもやりたいことがある場合は、100分ほど眠ってしまう
睡眠は日中のパフォーマンスに大きく影響するので、出来そうことから始めて良い1日を作っていけたらいいですね!!!
ちなみに私は朝に起きられないので朝日を浴びるのは当分先になりそうです。