chatGPTを使ってGAS(Google Apps Script)を書くハンズオン研修を行ったので、その時の内容や知見などを書きました。
chatGPTを使ってGoogle Apps Script(以下GAS)を書くハンズオン研修を行ったので、その時の内容や知見などを書きました。
この研修の大きな目的は、「chatGPTを使った問題解決の方法を知ること」です。
chatGPTは、多岐に渡る業務課題を解決するための強力なツールです。自分の能力や知識だけでなく、AIの力を借りて、より大きな課題を解決できるようになります。
この研修に参加することによって、ゆくゆくは下記のようになって欲しいなと思い研修を行いました。
実践しながら覚えて欲しいので、研修はハンズオンで行いました。
実施方法:ハンズオン研修
時間:1時間程度
形式:オンライン、オフライン
使用ツール:chatGPT、Slack、Googleフォーム、Googleスプレットシート
それぞれについて少し細かく説明します。
1. chatGPTの基本的な説明
chatGPTとはどのようなサービスで何ができるのか、基本的な機能について説明します。
2. chatGPTの利用方法の指導
参加者に対してchatGPTの具体的な利用方法を示し、操作の練習を促します。
各々が好きなことを聞き、chatGPTとの会話を楽しんでもらいます。
皆が見ている私の画面では、当社について聞いてみるなどしました。
3. chatGPTと会話をし、スプレットシートの情報をslackに通知
chatGPTと対話しながら、参加者各々がGASを書きます。
Googleフォームから情報を送り、送られたタイミングでSlackに通知する手法を模索してもらいました。GASを書くのはフォームではなくスプレットシートとしました。
通知時に使うSlackのツールはこちらで指示、フォームは私の方で事前準備しました。
4. Slack通知への条件の追加
通知内容のカスタマイズについて説明し、特定の条件を満たした場合のみ通知を行うよう設定する方法を、chatGPTと対話しながら探します。
人数:22人
参加者からのアンケートを集計したところ、高い満足度を得ることができました。しかし、理解度については参加者間でばらつきがあったことも明らかになりました。これは、Googleスプレッドシートの習熟度について参加者間でばらつきがあったためであると考えられます。
また、研修の難易度については、「高い」と感じる人が多かったようです。しかし、一方で過半数の人が業務で活かせそうと感じてくれ、chatGPTの可能性を感じてくれたことは大変嬉しいことです。
しかし、業務で活かせなさそうと感じている人も1/3おり、今後の課題として取り組むべき点となります。
研修の講師をしたことがなかったため、私自身にとっても大変有意義なものでした。
この研修を通じて参加者の皆さんがchatGPTとの対話を楽しみ、仲良くなり、問題解決のアシスタントとして考えてもらえたらいいなと思っていましたが、もう少し私の方でレベルや内容について配慮をするべきだったなあと感じています。
余談ですがchatGPTに挨拶をしない人が多かったので、みなさん、chatGPTに何かを聞いた際にはちゃんと「ありがとう!」を言いましょうね!